MENU

【二段ベッドは危ない?】事故の原因と柵の高さや上段を使える年齢の目安

【二段ベッドは危ない?】事故の原因と柵の高さや上段を使える年齢の目安

子ども部屋に二段ベッドを置きたいけれど、上段から落ちたらと思うと決めきれない。

そんな迷いを抱えたまま、検索してこのページにたどり着いた方が多いと思います。

結論から言うと、二段ベッドが危ないかどうかは、製品そのものより数値と使い方で決まります。

柵の高さ、寝具の厚み、部材のすきま、ねじの締まり具合。

この4つはメジャー1本で確かめられます。

日本には二段ベッドの安全を決めた規格があり、そこには具体的な寸法が書かれています。

この記事では、その数値を示したうえで、家にあるベッドが基準を満たしているかを自分で採点する手順まで書きます。

  • 上段から落ちる事故がどれくらい起きるのか知りたい
  • 何歳になったら上段に寝かせていいのか分からない
  • いま使っている二段ベッドが安全な作りなのか不安
  • 買うならどこを見て選べばいいのか知りたい

ひとつでも当てはまるなら、読み終わるころには判断の物差しが手に入っているはずです。

↓在庫があるかチェック

目次

二段ベッドが危ないと言われる理由は転落だけではない

二段ベッドが危ないと言われる理由は転落だけではない

危ないという言葉でまず浮かぶのは、上段から落ちる場面でしょう。

ただ、実際に報告されている事故を並べると、落ち方には種類があります。

種類が違えば効く対策も変わるので、まずは分けて見ていきます。

寝ている間に柵を越えて落ちる

小さい子どもは寝返りの幅が大きく、眠ったまま体の向きを何度も変えます。

体重が軽いぶん、寝具の上を滑るように移動してしまうこともあります。

柵が低い、あるいは寝具が厚くて柵が実質的に埋まっていると、そのまま外へ出ます。

本人に自覚がないまま起きるので、言い聞かせでは防げないのがこの型の厄介なところです。

もうひとつ見落とされやすいのが、落ちた先に何があるかという点です。

同じ高さから落ちても、フローリングに直接あたるのと厚手のマットの上に降りるのとでは衝撃が変わります。

ベッドの周りにジョイントマットや厚めのラグを敷いておくのは、費用のわりに効く備えです。

↓在庫があるかチェック

はしごを踏み外して落ちる

危ないのは寝ている間だけではありません。

夜中にトイレへ行こうとして、暗い中ではしごを降りる場面があります。

寝起きで足元がおぼつかないうえ、視界も効きません。

踏さんが細い丸棒だと足の裏が痛くて、急いで降りようとして滑ることもあります。

この型は、はしごの形と足元の明かりで大きく変わります。

↓最安値をチェック

床板が抜けて上段ごと落ちる

上段の床板が割れて、寝ている人ごと下段へ落ちる事故も報告されています。

原因は主に2つあると言われています。

  • 子どもが上段で跳ねるなど、想定以上の力が一点にかかった
  • 床板が湿気を吸ってカビや腐りが進み、木の強さが落ちていた

上段は下段のように布団を干しにくく、湿気がこもりやすい場所です。

床板の素材や作りによって、この弱りやすさはかなり変わります。

木製とパイプで耐荷重の考え方が違うので、素材から迷っているならこちらも参考になります^^

二段ベッドの木製とパイプはどっち

↓在庫があるかチェック

ねじが緩んで枠がずれる

いまの二段ベッドは、購入者が自分で組み立てる形が主流になっています。

消費者庁には、平成27年1月から令和元年12月までの5年間に、組立式家具に関する事故情報が147件寄せられました。

締め忘れや締め方の不足だけでなく、使っているうちの振動で緩んでいく例もあります。

組み立てた直後は問題なくても、半年後に危ない状態になっている場合があるということです。

つまり二段ベッドの安全は、買った日に決まって終わりではありません。

体の一部がすきまに挟まる

落ちる以外の型として、はしごと枠の間に腕が挟まった例も報告されています。

柵の棒と棒の間や、支柱と枠がぶつかる部分にも同じ危険があります。

規格がすきまの寸法まで細かく決めているのは、この事故を想定しているからです。

地震で揺さぶられる

背の高い家具なので、地震のときに倒れるのではと心配になります。

ただ二段ベッドは4本の支柱で床から天井方向へ突っ張る形をしていて、たんすのように前へ倒れる構造ではありません。

倒れてきた本棚をベッドの枠が受け止めたという話も伝えられています。

現実的に警戒すべきなのは、倒壊そのものより揺れで上段から放り出されることです。

結局ここでも効くのは、柵の高さとねじの締まり具合という同じ2点になります。

危ないかどうかを決める数値はJISに書かれている

ここからが、この記事でいちばん伝えたい部分です。

二段ベッドにはJIS S 1104という日本産業規格があり、寸法が数字で決められています。

感覚で高いとか低いとか言い合う必要はなく、線はすでに引かれているわけです。

主なものを表にまとめました。

測る場所JIS S 1104の数値この数値がある理由
上段の床板上面から柵の上端まで200mm以上寝返りで体が外へ出るのを防ぐ
敷きふとん類の上面から柵の上端まで100mm以上を確保できる厚みにする寝具で柵が埋まるのを防ぐ
昇り降りのための柵の切れ目1か所以内かつ500mm以下切れ目から落ちるのを防ぐ
各部材の間のすきま一方向の最大寸法が90mm以下体の一部が入り込むのを防ぐ
支柱と前後枠や柵とのすきま20mm以下指などの挟み込みを防ぐ
床面から上段の床板上面まで1200mm以下落ちたときの高さを抑える
はしごの踏み板幅30mm以上かつ長さ250mm以上足がしっかり乗るようにする

柵の高さは20cm以上、すきまは9cm以下。

この2つを覚えておくだけでも、店頭やネットの商品ページの見え方が変わります。

SGマークはJISより高い数値を求めている

もうひとつの物差しが、製品安全協会のSGマークです。

二段ベッドとロフトベッドのSG基準はCPSA0016という番号で公開されています。

柵の高さについては、床板上面から250mm以上を求めているとされています。

JISの200mm以上より5cm厳しい数値です。

SGマークには対人賠償の制度が付いている点も、JISとは違うところになります。

マークが付いていない製品がただちに危ないという意味ではありません。

ただ、寸法を自分で測って確かめる手間を省けるのは確かです。

↓在庫があるかチェック

家の二段ベッドが危ないかをメジャー1本で採点する

基準の数値が分かれば、すでに使っているベッドも自分で判定できます。

用意するのはメジャーと、ねじを回す工具だけです。

順番に測っていってください。

  • 寝具をどけて、上段の床板から柵の上端の最も低いところまでを測る(20cm以上か)
  • いつも通り寝具を敷き直し、その上面から柵の上端までを測る(10cm以上か)
  • はしごの昇り口にある柵の切れ目の幅を測る(50cm以下で1か所か)
  • 柵や枠の棒と棒のすきまを測る(9cm以下か)
  • 支柱と枠がぶつかる部分のすきまを測る(2cm以下か)
  • 床から上段の床板の上面までを測る(120cm以下か)
  • すべてのねじを工具で回して、動くものがないか確かめる

ここで多くの家庭が引っかかるのは、1番ではなく2番です。

柵そのものは足りているのに、寝具を敷いた状態だと足りなくなる。

次の見出しで、その理由を数字で見ていきます。

↓在庫があるかチェック

マットレスを厚くすると柵は足りなくなる

柵の高さは、床板からの寸法で表示されています。

ところが子どもが実際に寝るのは、床板ではなく寝具の上です。

寝具を厚くしたぶんだけ、体の位置は上がり、柵は相対的に低くなります。

柵が床板から20cmちょうどのベッドで計算すると、こうなります。

上段に敷いた寝具の厚み寝具の上面から柵の上端までJISの目安との関係
5cm15cm余裕がある
8cm12cm収まっている
10cm10cm下限ちょうど
15cm5cm下限を下回る
20cm0cm柵として働かない

寝心地を良くしようと厚いマットレスを選ぶと、この表を下に降りていくことになります。

さらにその上へ敷きふとんを重ねる家庭もあり、そうなると差はもっと縮まります。

上段の寝具は、厚みを足し算してから選ぶものだと考えてください。

柵が床板から25cmある製品なら、10cmの寝具を敷いても15cm残る計算になります。

柵の高さに余裕がある製品を選ぶ意味は、この引き算にあります^^

↓人気商品をチェック

上段は何歳から寝かせていいのか

危ないかどうかを左右するもうひとつの要素が、使う人の年齢です。

ここは規格によって書かれている数字が少し違います。

規格が示している年齢の線

JIS S 1104は2歳以上が睡眠のために使うものとしたうえで、5歳以下は下段で寝かせるよう注意書きを求めています。

製品安全協会のSG基準では、6歳未満は下段とされています。

表現は違いますが、どちらも小学校に上がる前後を境目に置いている点は共通しています。

下段なら2歳から、上段は6歳から。

迷ったときはこの覚え方で問題ないと思います。

年齢を満たしても上段が向かない場合がある

6歳を過ぎたから安心、とは言い切れません。

上段で危ないのは、寝ている時間より昇り降りの時間だからです。

次のような様子が見られるうちは、下段のほうが落ち着いて眠れます。

  • 夜中にトイレへ行くとき、まだ半分眠ったまま歩いている
  • 寝相が激しく、朝になると布団から体がはみ出している
  • 上段で跳ねたり、きょうだいと取っ組み合いをしたりする
  • はしごを一段飛ばしで降りようとする

年齢は目安であって、判定そのものではないということです。

下段と上段は、成長に合わせて入れ替えられます。

↓在庫があるかチェック

危なさを減らす二段ベッドの選び方

これから買うなら、危険の芽を最初に摘んでおくのが確実です。

見るべきところは多くありません。

柵の高さと切れ目の位置

商品ページには柵の高さが書かれていないことがよくあります。

その場合はSGマークの有無で代用するか、販売店に問い合わせて確かめてください。

柵が左右どちらにも付いているか、切れ目が1か所に収まっているかも合わせて見ます。

壁付けにするから片側は不要、という考え方はおすすめしません。

壁とベッドの間には数センチのすきまができ、そこへ体が落ち込むことがあるためです。

はしごより階段のほうが踏み外しにくい

昇降部分は、大きく分けて3つの形があります。

形踏み外しにくさ置き場所の広さ
丸棒のはしご足裏が痛く不安定になりやすいいちばん省スペース
幅広の平らなはしご足がしっかり乗る省スペース
階段タイプ手すり付きなら安定する横幅か奥行きが必要

部屋に余裕があるなら階段タイプが安心ですが、そのぶん場所を取ります。

省スペースを優先するなら、せめて踏み板が平らで幅の広いものを選びたいところです。

↓人気商品をチェック

耐荷重と組み立て方式

床板の抜けを防ぐには、耐荷重の表示を見ます。

子どもが使う前提でも、将来大人が寝る可能性を考えて余裕を見ておくと安心です。

ダボが2か所差し込まれている、あるいはねじで上下を固定できる構造だと、揺れで抜けにくくなります。

販売店によって組み立てサービスの有無や搬入の条件が変わってきます^^

二段ベッドはどこで買うか

↓在庫があるかチェック

買ったあとに危なくなるのを防ぐ点検

安全な製品を選んでも、放っておけば状態は落ちていきます。

点検といっても難しいことはなく、決めた周期で同じ場所を見るだけです。

見る場所周期の目安やること
すべてのねじとボルト半年に1回工具で増し締めする
上段の床板月に1回寝具をどけて湿気を逃がす
柵と寝具の高さの差寝具を替えたとき10cm残っているか測り直す
はしごの固定部分半年に1回ぐらつきがないか揺すって確かめる

特に忘れられやすいのが、寝具を買い替えたときの測り直しです。

ベッドは何も変わっていなくても、寝具が厚くなれば柵の余裕は削られます。

季節の変わり目に寝具を入れ替える家庭なら、そのたびに確かめる習慣にしておくと安心です。

↓最安値をチェック

二段ベッドが危ないかまとめ

二段ベッドが危ないかどうかは、印象ではなく寸法で判断できます。

覚えておきたい数値をもう一度並べておきます。

  • 柵は床板から20cm以上、寝具の上面からは10cm以上を残す
  • 部材のすきまは9cm以下、支柱まわりは2cm以下
  • 上段の床板は床から120cm以下、柵の切れ目は1か所で50cm以下
  • 下段は2歳から、上段は6歳から
  • ねじの増し締めは半年に1回

危ないのは二段ベッドという家具そのものではなく、基準を外れた状態です。

そして基準を外れているかどうかは、メジャー1本で今日確かめられます。

数値を味方につけて、安心して眠れる子ども部屋を作ってあげてください。

↓在庫があるかチェック

目次