人間工学の椅子が女性の体格に合うかどうかを、座面の寸法から見分けられるようにお伝えします。
椅子を探していて、こんなところで止まっていませんか。
- 一番下まで下げても足がぶらぶらしてしまう
- 深く座ると背もたれに背中が届かない
- 人間工学と書いてあっても自分に合うのか分からない
夕方になると太ももの裏が重くなって、集中どころではなくなりますよね。
合わないのは座り方の意識のせいではなく、椅子の寸法が自分の体より大きいからです。
人間工学の椅子と女性の体格の関係を調べた結果、以下のとおりでした。
- 座面高の目安は身長の4分の1
- 高機能な椅子ほど座面が高い
- 届かない分はフットレストで補う
ここからは身長別の目安と、部品ごとの見るところをご紹介しますね。
座る時間が長い人ほど効いてくる話なので、早めに見直しておくと快適です^^
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人間工学の椅子は女性に合うのか
人間工学の椅子が合うかどうかは、調整できる幅が自分の体格を含んでいるかで決まります。
まずは人間工学という言葉が椅子で何を指しているのかを整理します。
そのうえで、小柄な人がどこでつまずくのかを先に見ておきましょう。
人間工学の椅子は何が違うのか
人間工学は、人の動きや体のつくりに道具のほうを合わせるという考え方です。
椅子でいえば、座る人に合わせて動く箇所がどれだけあるかという話になります。
たとえば高価格帯のモデルには、調整できる箇所が9か所あるものもあります。
座面の高さと前後、背もたれの角度、腰の支え、肘置きの上下と左右、頭の支えといった具合です。
つまり人間工学という表示は、体に良い椅子という意味ではなく、体に寄せられる椅子という意味に近いです。
小柄な人がつまずく3つの場所
小柄な人が椅子で困る場所は、驚くほど同じ3つに集まります。
- 足が床につかず太ももの裏が圧迫される
- 座面が深すぎて背もたれに背中が届かない
- アームレストが高すぎて肩が上がる
どれも体の使い方ではなく、椅子の寸法と体格のずれから起きています。
だから見るべきは機能の数ではなく、その機能がどこからどこまで動くかという数字です。
在宅ワークの時間で必要な機能が変わる
1日に座る時間によって、必要な機能の数は変わってきます。
在宅ワークで7時間以上座るなら、腰の支えと肘置きの調整はほしいところです。
1日2時間程度の作業なら、座面高さえ合っていれば不満は出にくくなります。
機能が増えるほど価格も上がるので、座る時間から逆算するのがいちばん無駄がありません。
在宅の作業環境そのものはこちらでも詳しく解説していますので参考にしてみてください^^
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身長150cmなら座面高は38cm
座面高の目安は身長の4分の1で、身長150cmなら37cmから38cmが合う高さです。
ここがずれていると、ほかの機能をいくら調整しても落ち着きません。
自分の身長で計算してから、椅子の仕様表を見に行くのが順番です。
座面高は身長の4分の1が目安
身長に0.25を掛けた数字が、足の裏が床につく座面高のおおよその目安になります。
身長別に並べると、こんな数字になります。
| 身長 | 座面高の目安 | 一般的な椅子 |
|---|---|---|
| 145cm | 約36cm | 届かない |
| 150cm | 約37.5cm | 届かない |
| 155cm | 約38.7cm | 届かない |
| 160cm | 約40cm | ぎりぎり |
| 165cm | 約41.2cm | 合う |
| 170cm | 約42.5cm | 合う |
一般的なオフィスチェアの調整範囲は43cmから53cm前後が中心です。
この表で届かないと書いた身長の人は、既製品をそのまま買うと足が浮きます。
座る高さの決め方は机側の高さとも関わるので、こちらの記事も分かりやすいですよ^^
座面高40cm以下という条件の意味
小柄な人向けの椅子を探すと、座面高40cm以下という条件をよく見かけます。
これは身長160cm未満の人が足をつけられる、実質的な線引きだからです。
見るのは調整範囲の一番下の数字で、上限が高くても意味がありません。
商品ページに最低値が書かれていないときは、問い合わせるか候補から外すほうが無難です。
理由は単純で、届いてから下がらないと分かっても、座面だけ交換することはできないためです。
足がつかないと太ももが圧迫される
足が床につかないと、体重の一部が太ももの裏と座面の縁に集まります。
座面の前の縁が当たり続けるので、しびれや重さとして感じやすくなります。
浅く腰かけて足をつけようとすると、今度は背もたれから背中が離れてしまいます。
つまり足が浮く椅子では、腰を支える機能がそもそも使えない状態になります。
むくみが出るのは足が浮いた時間
夕方に足がむくむという声は、足が浮いたまま過ごした時間の長さと重なります。
ふくらはぎの筋肉が動かないと、下に溜まった血液が戻りにくくなるためです。
足の裏が床についていれば、無意識にかかとを上げ下げする動きが生まれます。
座面高を合わせる目的は、姿勢よりもこの小さな動きを取り戻すことにあります。
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高機能な椅子ほど座面が高い
本格的なエルゴノミクスチェアは座面高42cm前後からで、小柄な人の目安には届きません。
ここが、女性が高機能な椅子を選ぶときに一番ぶつかる壁です。
実際の寸法と、それでも選びたいときの補い方を見ていきます。
調整幅は42cmから48cmが中心
たとえば高機能モデルのひとつであるALGO Chair Proは、座面高が42cmから48cmです。
座面幅は52cm、奥行きは68cm、背もたれの高さは73cmという大きさになります。
先ほどの表に当てはめると、42cmがちょうど合うのは身長170cm前後です。
高機能なモデルほど座面のクッションが厚く、機構も分厚くなるので下限が上がります。
機能の多さと体格の合いやすさは、残念ながら別の話というわけです。
フットレストで高さを補う
座面が下がりきらないときは、足元にフットレストを置いて床の位置を上げます。
市販のフットレストは10cmから15cmほどを補えて、椅子を買い替えるより手軽に足せます。
座面42cmの椅子に身長150cmの人が座るなら、この差が埋まる計算になります。
椅子に備え付けのフットレストもありますが、あちらは足を伸ばして休む用途が中心です。
作業中に足を支える目的なら、床に置くタイプを別に用意するほうが確実です。
座面高42cm〜48cm・座面幅52cm・奥行き68cm
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合わない場所は座面の奥行き
高さの次に見るのは座面の奥行きで、ここが深いと背もたれが使えません。
座面の奥行きは、膝の裏から背中までの長さに対応する寸法です。
この章では奥行きと、背中まわりの3つの部品の見方をまとめます。
アームレストが高いと肩が上がる
アームレストは、肘を置いたときに肩が上がらない高さが合っている状態です。
高すぎると肩がすくみ、低すぎると肘が落ちて前かがみになります。
小柄な人は上下だけでなく、左右にも動くタイプを選ぶと体の幅に寄せられます。
肘置きが固定の椅子は安く手に入りますが、体格が標準から外れるほど合わなくなります。
ランバーサポートは上下に動くか
ランバーサポートは、背もたれから前に出ている腰のあたりの支えです。
背骨は横から見るとゆるいS字を描いていて、その反りを後ろから支える部品になります。
ここで大事なのは、支えの位置が上下に動くかどうかです。
身長が低いほど腰の位置も低くなるので、固定式だと背中の真ん中を押されることになります。
座面の奥行きが深い椅子だと、そもそも支えに届かないという話にもつながります。
ヘッドレストは首に当たる位置か
ヘッドレストは、後頭部か首の後ろを支える位置に来ていれば役に立ちます。
身長が低いと、頭ではなく肩のあたりに当たって前に押されることがあります。
高さと角度の両方を変えられるか、外せるかを商品ページで確かめておきましょう。
理由は、当たる位置が合わないヘッドレストは休むどころか首を疲れさせるためです。
座面高42cm〜48cm・座面幅52cm・奥行き68cm
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体重で変わる座り心地
同じ椅子でも、体重が軽い人は背もたれが倒れにくく沈み方も浅くなります。
寸法だけでなく、体重によって使い心地が変わる部分もあります。
レビューの評価が人によって割れるのは、ここが理由のことが多いです。
リクライニングの硬さは体重で決まる
リクライニングは、背中を預けたときの体重で倒れる仕組みのものが多くあります。
そのため体重が軽いと、最大まで倒れる角度に届かないことがあります。
先ほどのALGO Chair Proの場合、最大125度まで倒れて耐荷重は130kgまでです。
倒れる強さを変えられるダイヤルが付いているかを見ると、この差は埋められます。
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メッシュの沈み方も体重で変わる
メッシュの座面は通気性が高く、長時間座っても蒸れにくいのが利点です。
一方で張りが強い製品だと、体重の軽い人には硬い板のように感じられることがあります。
座面だけウレタンのクッションになっている組み合わせなら、そこは気になりにくいです。
夏の蒸れが気になるか、座り心地の柔らかさを取るかで選び分けるといいですね。
腰痛が気になる人の見るところ
腰が気になる人ほど、支えの位置を自分の腰に合わせられるかを優先してください。
腰痛という言葉で椅子を探す人はとても多く、サジェストでも女性と同じくらい並びます。
ただし椅子は医療の道具ではないので、期待するのは負担のかかり方を変えることまでです。
座面高が合っていない椅子では腰の支えが届かないので、順番は高さが先になります。
昇降レバーが片手で届くか
意外と見落とされるのが、昇降レバーの位置と操作のしやすさです。
座ったまま片手で引ける位置にないと、結局その機能を使わなくなります。
机の高さに合わせて日に何度か変える人ほど、ここの差が積み重なります。
座面の前後を動かすレバーが手元の下にあるモデルなら、座ったまま調整できます。
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女性の椅子の選び方は3手順
身長から座面高を出し、下限が届く椅子に絞り、残りを機能で選ぶという順番です。
最後に、ここまでの内容を買うときの手順にまとめます。
この順番を守ると、通販でも大きく外すことはなくなります。
- 身長に0.25を掛けて座面高の目安を出す
- 調整範囲の下限がその数字に近い椅子を残す
- 残った中から腰と肘の調整で選ぶ
小柄な人向けの現実的な着地点
とはいえ、座面高40cm以下で調整も豊富という椅子はほとんど存在しません。
現実的な着地点は2つで、低い座面の椅子を選ぶか、高機能な椅子に足元で高さを足すかです。
前者は手ごろな価格から選べますが、腰や肘の調整は少なめになります。
後者は本体の価格が上がる代わりに、体に寄せられる箇所が段違いに多くなります。
座る時間が1日6時間を超えるなら、後者にフットレストを足す形が長い目で見て落ち着きます。
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人間工学の椅子と女性のまとめ
合う椅子かどうかは、座面高の下限が自分の目安に届くかで判断できます。
- 座面高の目安は身長に0.25を掛けた数字
- 一般的な椅子の下限は43cm前後
- 高機能なモデルでも下限は42cm前後
- 足りない分はフットレストで10cm補える
- 奥行きと肘置きは高さの次に見る
足の裏が床につくだけで、夕方の体の重さはずいぶん変わってきます。
自分の身長から数字を出しておけば、商品ページの仕様表が一気に読みやすくなります。
まずはメジャーで座面の高さを測って、いまの椅子との差を確かめてみてください。
