電動昇降デスクは壊れるのか、どこがどんな理由で壊れるのかを分かりやすくお伝えします。
買う前にこんな不安がよぎりませんか。
- 口コミですぐ壊れたという声を見つけてしまった
- 数万円払って数年で動かなくなるのが怖い
- 安い製品と高い製品で何が違うのか分からない
家具の中では高い買い物なので、慎重になるのは当然だと思います。
判断しにくいのは、壊れるという一言の中にモーターの停止と脚のぐらつきと操作パネルの不具合が混ざっているからです。
電動昇降デスクが壊れる場面について調査した結果、以下のとおりでした。
- 壊れる場所は5か所にほぼ集中
- 原因の多くは載せ方と動かし方
- 保証の年数は部位ごとに違う
ここからは壊れる場所と原因を、ひとつずつ詳しくご紹介しますね。
人気のモデルはセールのたびに品薄になるので、早めに候補を見ておくと安心ですよ^^
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電動昇降デスクは壊れるのか
まずは壊れやすいという評判の出どころと、実際に何年くらい使えるのかを整理します。
電動昇降デスクは壊れることがありますが、壊れる場所はあらかじめ決まっています。
壊れやすいと言われる理由
壊れやすいという評判は、製品全体ではなく一部の価格帯に偏って生まれています。
昇降デスクは天板と脚を組み合わせて売る形が一般的で、同じ形の脚がいくつもの名前で流通しています。
そのため部品の等級が違っても見た目ではほとんど判別できません。
電装品を国内で検査しているかどうかは、電気用品安全法にもとづくPSEの表示で確かめられます。
もうひとつの理由は、家具なのに電気で動くという珍しさです。
普通の机なら壊れる余地がないので、モーターやリモコンが止まった話が印象に残りやすくなります。
寿命の目安は5年から10年
家庭で使う電動昇降デスクの寿命は、おおよそ5年から10年が目安とされています。
幅があるのは、寿命を決めるのが年数ではなく昇降した回数だからです。
朝に立って昼から座るという使い方なら、1日に2回で年間およそ700回になります。
気分転換のたびに上下させる人は、その3倍から4倍の回数を数年で積み上げることになります。
同じ5年でも、モーターが経験した往復の数はまったく違うわけですね。
長く使いたいなら、昇降の回数を意識して選ぶほうが年数を気にするより現実的です。
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昇降しない症状が一番多い
実際に困るのは、ボタンを押しても昇降しないという症状です。
ただしこの状態は、部品が壊れたことを必ずしも意味しません。
荷物が重すぎたときや熱がこもったときにも、デスクは自分を守るために動きを止めます。
組み立て直後に高さの初期化が終わっていないだけ、というケースもよくあります。
だから昇降しないと気づいたら、故障と決めつける前に切り分ける手順が必要になります。
壊れる場所は5つに絞られる
ここでは不安の正体を部位ごとに分けて、どこが弱点なのかをはっきりさせます。
漠然とした不安も、壊れる場所を5か所に分けてしまえば小さくなります。
- 天板を持ち上げるモーター
- 電気を配るコントロールボックス
- 操作を受け取るリモコン
- 支柱と天板をつなぐ金具
- 各部をつなぐケーブル
モーターが焼き付いて止まる
モーターは支柱の中に収まっていて、天板ごと荷物を持ち上げる役目を担います。
重い状態で何度も動かすと内部が熱を持ち、やがて回転が鈍くなっていきます。
止まり方は突然ではなく、上がる途中で息切れするような動きが先に出ることが多いです。
ここが傷むと交換の費用がかさむので、5か所の中では最も避けたい故障といえます。
昇降中の異音が出はじめる
異音は故障そのものではなく、内部で何かが起きているという知らせです。
新品のうちは低いモーター音だけですが、支柱の潤滑が減るとこすれる音が混ざります。
音が変わったと感じたら、まず天板の上の荷物を減らして同じ高さで動かしてみてください。
荷物を減らして音が収まるなら負荷の問題で、変わらないなら機構側の劣化が疑われます。
判断の理由は単純で、負荷で変わる音は摩擦の大きさに比例して出る音だからです。
コントロールボックスの反応不良
コントロールボックスは天板の裏に取り付けられた、制御を担う箱です。
左右のモーターとリモコンと電源が、すべてここに集まる構造になっています。
ボタンを押しても無反応で、表示だけが点いているときはここを疑うのが基本です。
差込口の抜けかけが原因のこともあるので、電源を抜いて配線を挿し直すと戻る場合があります。
リモコンのボタンが効かない
リモコンは手が毎日触れる部品なので、5か所の中で最も摩耗が早い場所です。
特定の数字だけ反応しない、強く押さないと動かない、という出方をします。
ただしリモコンは単体で取り寄せられるため、致命傷にはなりません。
本体を買い替えずに済む部品なので、ここが原因だと分かったらむしろ幸運なほうです。
脚のぐらつきとネジのゆるみ
ぐらつきは電気の故障ではなく、組み立てと締め付けの問題であることがほとんどです。
昇降デスクは支柱が伸び縮みするぶん、普通の机より横揺れが出やすい構造をしています。
天板が2枚に分かれた形より1枚板のほうが、ねじれに強く揺れが小さくなります。
脚の形も影響し、前後に足が伸びるコの字型のほうが接地の面積を稼げます。
組み立てから1か月ほど経ったら、六角レンチで全部のネジを締め直すのがおすすめです。
というのも、木ネジは天板の木材がなじむ過程でわずかに遊びが生まれるからです。
ぐらつきの実際の感じ方はこちらの記事も参考にしてみてください^^
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壊れる原因は使い方に集中する
ここからは、実際に故障を招いている4つの使い方を具体的に見ていきます。
壊れる原因の大半は製品そのものではなく、載せ方と動かし方の側にあります。
耐荷重を超えた重さを載せる
耐荷重は仕様表に必ず書かれていて、家庭向けなら60kgから100kgあたりが中心です。
見落としやすいのは、この数字に天板の重さも含めて数えるという点です。
幅140cmの天板だけで15kgから20kgあり、成人男性が抱える米袋1つぶんに近い重さです。
そこにデスクトップパソコンとモニター2枚を足すと、あっという間に40kgに届きます。
耐荷重ぎりぎりで使い続けると、モーターは常に全力で働くことになります。
実際に載せる重さの倍を目安に選ぶと、余力が残って故障の確率を下げられます。
モニターを天板から浮かせてしまえば、載せる重さも作業面積も同時に稼げます。
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連続使用でモーターが熱を持つ
電動昇降デスクのモーターは、1日に数回動かす前提で設計されています。
短い間に何度も上下させると熱が抜けきらず、保護機能が働いて動かなくなります。
高さを決めかねて何度も往復させる日が、いちばん負担の大きい使い方です。
メーカーのコクヨは、1時間に15分程度を目安に立つ時間を作る使い方を紹介しています。
この間隔なら1日の昇降は数回で収まり、モーターの熱も十分に逃げていきます。
メモリー機能に座り用と立ち用の高さを登録しておくと、迷って往復する回数が減ります。
椅子やワゴンへの衝突
下げるときの事故は、上げるときより多く報告されています。
肘掛けのある椅子を差し込んだまま下げると、天板と椅子の間で荷重を受け止めてしまいます。
在宅の仕事中に席を立ち、戻ってすぐ座り作業に切り替える場面を思い浮かべてください。
椅子を引いたつもりで押し込んだままボタンを押すと、その一度で金具がゆがみます。
下げる前に目をやる場所を決めておくと、この種の事故はほとんど防げます。
- 椅子の肘掛けが天板の下に入っていないか
- 脇のワゴンや引き出しが開いていないか
- 足元にゴミ箱や段ボールを置いていないか
ケーブルの断線を招く配線
昇降デスクは天板が動くので、配線に必要な長さが座り姿勢と立ち姿勢で変わります。
低い位置で配線をぴったり整えると、上げたときに限界まで引っ張られます。
その状態を繰り返すと、差込口の根元から断線したり機器ごと落ちたりします。
配線を整えるときは、必ず一番高い位置まで上げた状態で余裕を確かめてください。
理由は簡単で、余裕が足りているかを確かめられるのはその高さだけだからです。
電源タップごと天板の裏に固定してしまえば、床まで伸ばす線を1本に減らせます。
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動かないときのエラーコードとリセット
ここでは表示された記号の読み方と、自分で試せる復帰の手順をまとめます。
動かなくなっても、それが壊れたことを意味するとは限りません。
エラーコードが示す保護動作
リモコンの表示に出る記号は、故障の名前ではなく保護が働いたという合図です。
代表的な表示と、その場で最初に試すことを並べておきます。
| 表示 | 意味 | 最初にすること |
|---|---|---|
| E01 E02 | 過電流の保護 | 天板の荷物を下ろす |
| E07 E08 | センサーの異常 | 初期化をやり直す |
| E13 | 制御部の異常 | 電源を抜いて挿し直す |
| H01 | 熱による保護 | 20分ほど休ませる |
表示の記号はメーカーによって多少変わるので、説明書の一覧も合わせて確かめてください。
どの表示であっても、荷物を下ろして初期化を試すところまでは共通の手当てになります。
リセットは下降ボタンの長押し
初期化は高さの基準をデスクに覚え直させる操作で、多くの機種で手順が共通しています。
- 天板の上と足元の荷物をすべて下ろす
- 下降ボタンで一番低い位置まで下げる
- 表示にRSTが出るまで8秒ほど押し続ける
初期化が終わると天板がわずかに沈んでから戻り、通常の高さ表示に切り替わります。
組み立て直後に動かない相談の多くは、この操作をしていないことが原因です。
初期化を試しても変わらないときに、はじめて故障として窓口に相談する流れになります。
修理と脚のみ交換の分かれ目
修理の相談先は購入した販売店か、メーカーのカスタマーサポートになります。
保証の期間内であれば、モーターやコントロールボックスの交換で済むことが多いです。
期間が切れていると、部品代と送料の合計が本体価格に近づく場合もあります。
そこで知っておきたいのが、脚のみを買い替えるという選択肢です。
昇降の機構は脚の側にまとまっているので、天板を残したまま土台だけ入れ替えられます。
使い慣れた天板と、重い家具を処分する手間の両方を同時に残せるのが利点です。
取り付け穴の位置は自分で開け直す形が多いので、電動ドライバーがあると作業が楽になります。
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保証の年数はメーカーで大きく違う
ここでは保証の中身を比べて、購入前に確かめるべき欄をはっきりさせます。
メーカーが何年直す気でいるかは、耐久性への自信をそのまま表した数字です。
FLEXISPOTは部位ごとに年数が違う
FLEXISPOTは昇降デスクで名前の挙がることが多く、保証の長さでも知られています。
公式ストアの案内では、フレームとモーターが5年という扱いになっています。
一方でコントローラーやスイッチなどの電装品は2年と、期間が短く設定されています。
つまり5年保証という言葉だけを見て、すべてが5年直せると考えると食い違いが出ます。
年数の差は、部品ごとの傷みやすさをメーカーが把握している証拠でもあります。
モデルによって扱いが変わることがあるので、購入ページの保証欄を必ず開いてください。
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オカムラとニトリは1年が基本
国内の大手でも、電動の昇降部については短めの年数を設定しています。
オカムラは公式の案内で、電動昇降デスクの昇降部の保証期間を1年と明記しています。
ニトリの品質保証では、個別の記載がない対象商品は1年保証という扱いです。
| メーカー | 年数 | 対象 |
|---|---|---|
| オカムラ | 1年 | 電動の昇降部 |
| ニトリ | 1年 | 記載のない対象商品 |
| FLEXISPOT | 5年 | フレームとモーター |
| FLEXISPOT | 2年 | コントローラーと電装品 |
この並びを見ると、価格の安さだけでなく修理の窓口まで含めて比べたくなりますね。
年数が短いほうが品質で劣るという単純な話ではない点にも注意が必要です。
法人向けの製品は現地対応の窓口を持っているため、年数以外の手厚さで補う形になります。
保証書で先に見ておく欄
保証の条件は本体の箱に入った紙か、販売ページの下のほうに書かれています。
買ってから読む人が多いのですが、注文の前に見ておくと候補の絞り込みに使えます。
- 部位ごとに年数が分かれているか
- 送料と出張費をどちらが持つか
- 部品だけの取り寄せに応じるか
3つ目が特に大事で、部品だけ送ってもらえるなら重い本体を運ばずに直せます。
昇降デスクは30kgを超えるものが多く、梱包して送り返すだけで半日仕事になるためです。
壊れにくい昇降デスクの選び方
最後に、仕様表のどこを見れば壊れにくさが読み取れるのかをまとめます。
壊れにくさは口コミではなく、仕様表の数行から読み取れます。
2モーターは片側への負担が減る
昇降デスクには、モーターを1つ積むものと左右に2つ積むものがあります。
1モーターは1台で左右の支柱を動かすので、どうしても片側に力の伝わり方が偏ります。
2モーターなら1本の支柱を1台ずつが担当し、同じ重さでも1台あたりの仕事が半分で済みます。
昇降の速度が上がって待ち時間が短くなるのも、2モーターを選ぶ理由になります。
価格差は数千円から1万円ほどで、耐荷重の余裕を買うと考えれば納得できる幅です。
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障害物検知があると挟み込みを止める
障害物検知は、昇降中に何かへぶつかると自動で止まって少し戻る仕組みです。
椅子の肘掛けやワゴンを挟んだときに、力ずくで押し込むのを機械側が止めてくれます。
小さな子どもやペットが足元にいる家では、備えておきたい機能といえます。
感度を調整できる機種なら、床の段差で誤って止まる場面も減らせます。
この機能は価格を下げるときに省かれやすいので、仕様表での有無の確認が欠かせません。
安い製品は天板の厚みに差が出る
安い製品は壊れやすいと言われますが、その差が出る場所は意外と分かりやすいです。
国内ブランドの天板は2.5cmから3.0cm程度の厚みを確保しています。
一方で格安ブランドでは1.6cmから1.8cmの薄い天板が主流になっています。
厚みが1cm違うと、ネジを噛ませられる深さもその分だけ浅くなります。
ぐらつきが出やすいのも、後からクランプ式の道具を付けにくいのもここが理由です。
電装品のPSE表示と天板の厚み、この2つを見るだけで極端な粗悪品は避けられます。
天板の厚みが関わる後付けの話はこちらの記事も分かりやすいですよ^^
電動昇降デスクが壊れるかのまとめ
壊れる条件を先に知っておけば、電動昇降デスクは怖い買い物ではなくなります。
- 寿命の目安は5年から10年
- 壊れる場所はモーターなど5か所
- 原因は重さと連続使用と衝突と断線
- 動かないときはまず初期化を試す
- 保証は部位ごとの年数を確かめる
弱点の場所が分かっていれば、毎日の使い方は自然と優しいものに変わります。
立ったり座ったりを気軽に切り替えられる机は、夕方の集中力まで変えてくれます。
長く付き合える一台を選んで、毎日の机の時間を軽やかなものにしてくださいね。
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